農林水産省から交付いただきました。

今回はちょっとまじめに、野生動物についてのお話をします。

日本では、狩猟で命を奪われた
野生動物の90%が、ゴミとして捨てられている


この現実をご存知ですか?
これを知って、どう感じるでしょう?

なんでそんなことしてるの?可哀想だから狩猟はやめるべき?命を奪っておいて捨てるなんて許せない?


実はこれ、地方ではとても深刻な問題が絡んでいるのです。


 

日本で何が起こっている?

地方では、野生動物が増えてしまい、人間との境界線が曖昧になってしまっています。

よく話題に取り上げられるのは鹿や猪。
オオカミが絶滅した日本の山には、鹿や猪の天敵がおらず、どんどん繁殖して数を増やしています。(※諸説あり)
ハンターが高齢化して、狩猟者が減っているという問題もあるようです。

生物の数が増えると食料の奪い合いになりますから、山の食料が少なくなると人里に降りてくるのです。

ターゲットになるのは、農家さん。
何ヶ月もかけて大切に育てた作物も、一夜にして野生動物に食い荒らされる被害が増えているのです。

農家さんは農作物を販売することができず、農業離れが後を経ちません。
その被害額は、なんと年間150億円にもなります。


 

国の対策

日本では野生動物の数を減らすために、野生動物を捕獲した狩猟者に報酬を与えています。

地域差はありますが、鹿を一頭捕獲すると5,000〜3万6,000円が地方自治体や国から支給されます。

それでも狩猟には費用がかかるし安定して捕獲できないため、狩猟を本業として生活している方はほとんどいません。


 

お肉をお金に変えるのが難しい

本業をしつつ、副業で狩猟をしている。
こんな方がほとんどのため、そもそも狩猟にそれほど時間を使えません。

ひいてはお肉を加工してペットフードを作ったとしても、
ペットフード業界はレッドオーシャンであり、片手間で販路を拡大するのは大変難しい業界です。

捌いて加工して時間も労力を投下しても、なかなかお金にならない。
こんな状況だったら、捕獲した報酬金だけを受け取り、体は捨ててしまうのが一番手っ取り早いのです。


 

Paw Spoonにできること

こんな状況を知ったPaw Spoonは、ジビエをペットフードにして販売し、

奪わなければいけない命だったとしても、その命に価値をつけたい。と考えました。


農林水産省が公募していた
令和6年 
鳥獣被害防止総合対策交付金(広域都道府県域計画に基づくコンソーシアム)で公募枠をいただき、
ジビエを使った商品を開発しました。

この事業で開発した商品が以下です。

https://paw-spoon.com/shop/products/SKU07



 

Paw Spoonの鹿肉ジャーキーについて

「ご飯は食べないけど、手から与えるおやつなら食べてくれる」

市場調査を行なったところ、このような声がたくさん集まりました。

そこでPaw Spoonでは、
たくさんの栄養素が詰まっているおやつを開発しました。

この商品は鹿肉だけでなく、さつまいもやかぼちゃ、にんじん、ほうれん草、甘酒が入っており、
お肉も野菜もお米も摂ることができます。

ご飯の食いつきが悪いときには、Paw Spooonの鹿肉ジャーキーを与えてみてください。

https://paw-spoon.com/shop/products/SKU07


 

これからの世の中のために

Paw Spoonのお客さまは、犬が大好きな心温かな方々ばかりです。

野生動物にも目を向け、生まれてきた命に価値をつけるために、
ジビエ関連の商品を一緒に開発していきたいと思っています。